性教育は3歳から?#私が初めて性被害にあったのは
最近、3歳からの性教育が話題になっているのはご存知でしょうか。
「3歳から性教育を始めるなんて早過ぎる」
「早くから性教育をすると、逆に興味を持ってしまうのではないか」
色々と心配ごとや疑問も出てきますが、被害年齢の低さや日本の性教育の遅れについて知ると、小さい頃から家庭で教えていくことの大切さが分かってきました。
何を子供に教えるか、伝え方も重要だそうです。
- 意外と身近な性被害
- #私が初めて性被害にあった
- 私が体験したのも性被害の一つ?
- 多くの子供は、被害にあったことを親に言えない
- 日本の学校で教える性教育
- 知らない人について行ってはいけない、だけでは防犯にならない?
- 3歳の子に性教育、何から教える?
- 参考になる本や絵本
- さいごに
意外と身近な性被害
子供が学校や幼稚園に通っている近所のママ友から、時々衝撃的な事を聞きます。
中学生と小学生が付き合っている事があるそうで、中には小学生で妊娠した子もいます。
お子さんが幼稚園に通っているママ友からは、園内であった事について聞きました。
具体的な事は伏せますが、幼稚園生ですよ。初め聞いたときは、何かの間違いかと思いました。
それにこういう話をママ友としていると、「実は私も子供の頃・・・」という話になり、いろんな話を聞きました。
知らないだけで、思ったよりたくさん身近に起こっていることのようです。
子供が被害者や加害者にならないために、小さい頃から親が教えていくしかないと思いました。
#私が初めて性被害にあった
というキーワードでTwitter検索すると、たくさん実体験が書かれてあります。
読むのも辛い内容のものもあります。
4歳の時、8歳の時、など低年齢での被害も目立ちます。
「うちはまだ5歳だから大丈夫」という男性に、
— 松永弥生(痴漢抑止活動センター)@クラファン準備中 (@matunagayayoi) March 9, 2020
「私が初めて性被害にあったのは、8歳ですよ?」と伝えたら、絶句してました。
友人は4歳の時と言っていた。
性教育に「早すぎる」はありません。
年齢に応じた教育をすべき。 https://t.co/FvoN0GeLpo
中でも、「親には言えなかった」や「誰にも言ったことがない」という声も多いです。
これ、私も少し気持ちがわかります。
私が体験したのも性被害の一つ?
私は心や体を傷つけられた、という意識はないので被害と言うほど大きなことではないと思っていましたが、もしかしたらそのひとつかもしれない事があります。
8歳くらいの時に祖母の家に家族で泊まった時、いつも楽しく遊んでくれるいとこのお兄ちゃんが夜私の布団の上に乗ってきました。
ただ笑いながら顔を近づけたり顔を触られたりしただけですが、いつもと違う様子で怖かったし重くて身動きが取れず苦しかったです。
隣で姉が心配そうに見ていたのも覚えています。
結局、祖母が様子を見にきてくれた時にお兄ちゃんは部屋を出て行きました。
高校生の時には、ショッピングモールを1人で歩いているとニヤニヤとこっちを見てくる中学生の男の子がいました。
気持ち悪いと思いながら気付かないふりをしてたのですが、人がいないエリアを通った時にニヤニヤしながら近づいて来ました。
股間を丸出しにしながら。
どちらもそれだけの事ですが、何かが少し違ったら…と思うと怖いです。
でも、いとこのことは親には言えませんでした。
それに今思えば助けを求めることもできたのに、その時はできませんでした。
多くの子供は、被害にあったことを親に言えない
もし自分の子供が怖い目に遭った時、すぐ教えてほしいと思いませんか?
でも実際は、親に言えない子が多いそうです。
「自分が悪いことをした」と思ってしまったり、そもそも性的なことは卑猥だとかいけないことという感覚が身についているせいもあるみたいです。
我が家では子供の頃、テレビでキスシーンが流れただけでチャンネルを変えられるくらい、両親が性的な話題は避けていました。
多分、変な知識を持って欲しくないという事でしょうけど、家庭でも学校でも詳しく教わった事はないと思います。
日本の学校で教える性教育
日本の学校で教える性教育の問題点について、産婦人科学会でも課題になっていると、産婦人科医の友達が以前言っていました。
産婦人科医が学校で性教育をしたいけど、きちんとしたことを伝えられないそうです。
なぜかというと、日本の中学校の学習指導要領では性交や避妊については教えないと定められているそうなんです。
家庭で話題を避けられ、学校ではぼんやりした内容しか教わらなかったので、自然と「触れてはいけないことなんだ」と思い込んでいたのかもしれません。
知らない人について行ってはいけない、だけでは防犯にならない?
「知らない人について行ってはいけない」と親から言われてきました。
でも、性犯罪の多くは「知っている人」が加害者なんだそうです。
顔見知りだったり、普段親が親しげに話している人だったりしたら、子供も安心してついて行ってしまいそうだし、何かあった時に親に言いづらいですよね。
だから、「知らない人には」と教えるのは逆に怖いなと思いました。
3歳の子に性教育、何から教える?
フランスでは3歳から性教育をしていたり、性教育が必修科目になっているフィンランドでは幼児期から性についての教育をしています。
日本で育った私は、性教育=生殖についての知識 と思い込んでいましたが、それだけではなさそうです。
自分は大切な存在であることとか、自分の体を大切にする事、怖い事があった時はハッキリと断ったり、人に伝える事ができるように教えていく事だそうです。
そのために、我が家では3歳の娘にこんなことを繰り返し教えています。
・自分の体は大事なことと
・人に見せてはいけない体の部分があること
・怖いと思ったら、叫んで走って逃げること
・パパとママに何でも話していいこと
と、言葉で言っても分からないので、例えば「”お”がつくオッパイ、お腹、お股、お尻は見せたらいけない場所」という感じで伝えています。
参考になる本や絵本
私が参考にしている本をご紹介します。
具体例も多く、分かりやすく書かれた本
子供から性について聞かれた時、分かりやすい言葉で正しいことを教えるのが大切だそうです。
とは言っても、「赤ちゃんはどうやって生まれてきたの?」と聞かれた時、返答に困りませんか?
どう子供に伝えたらいいのかを詳しく教えてくれるこちらの本を、私は参考にしています。
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絵本
子供が性犯罪に巻き込まれやすい状況で、どんなことがありえるのか子供にわかりやすく書かれています。
我が家は2歳の頃は興味なしでしたが、3歳過ぎてから絵本の内容について質問されることも増えました。
この本が性について話すきっかけにもなっています。
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さいごに
もしかしたら、この話題を不快に思ったり辛くなる方もいらっしゃるかもと思いながら書きました。
でもすごく大事な事だと思うので、お子さんがいらっしゃる方には特に知って頂きたいなと思います。
また、不妊についても性教育でもっとはなくから知っておくべきことと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました🎵